乳歯列の叢生は矯正したほうが良いですか？

［最終更新日］: 2024/10/25

乳歯列の叢生は矯正したほうが良いか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。小児期で、出っ歯・受け口といった歯列不正が見られる場合は、歯科医師から矯正治療を勧められるケースも多いとされています。

では、乳歯列の叢生に関してはどうなのでしょうか。当記事では、乳歯列の叢生は矯正したほうが良いかどうか解説しています。子どもの矯正治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

叢生について

叢生とは、「乱ぐい歯」と呼ばれるものを指します。歯の1本1本が別々の方向を向いてしまっている歯並びのことで、デコボコとしているのが特徴です。叢生は、成人矯正では改善を目指すのが一般的です。

大人の歯が生えそろった状態で、細かい歯列の乱れを整えた方がよいと考えられています。なお、叢生以外には「すきっ歯」も、小児矯正の対象とはなりにくいとされているのが特徴です。

乳歯列は乱れやすい？

乳歯列は、永久歯列と比較すると、乱れやすい傾向にあります。例えば、6歳頃になると、下の前歯が抜け、すき間が生じやすくなります。その後も、順番に乳歯が抜けていくため、きれいな歯列弓の維持が困難となります。

そもそも乳歯列は、大人の歯が生えてくるためのすき間が存在しているため、すきっ歯にもなりやすい状態です。

出っ歯や受け口は小児矯正が必要

出っ歯・受け口といった歯列不正が見られる場合は、小児矯正が必要となる場合も多いです。これらは、骨格的な異常に由来しやすいとされ、発育期のときに改善をめざすのが望ましいからです。

とはいえ、保護者からすると、小児矯正が必要な歯並びとそうではないものの区別はつきにくいものです。矯正治療が必要かどうか、治療を受けるならいつが望ましいかといったことは、かかりつけの歯科クリニックへ相談するとよいでしょう。

矯正治療を受けるかどうかお悩みの場合は歯科クリニックへ早めに相談を

叢生は、成人矯正で改善を目指すのが一般的です。やがて大人の歯に生え変わる乳歯列の状態で矯正を行っても、永久歯列へと移行していくからです。

小児期で、出っ歯・受け口といった歯列不正が見られる場合は、歯科医師から矯正治療を勧められるケースも多いです。これらは、骨格的な異常に由来しやすいので、発育期のときに改善をめざすのが望ましいからです。矯正治療を受ける時期や、かかる期間、費用などについては、かかりつけの歯科クリニックへ相談するようにしましょう。

当サイトでは、子どもの矯正治療に関する基礎知識や体験談、おすすめの歯科クリニックなどの情報をご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。