子供矯正パーフェクトNAVI » 歯科医に聞く!子供矯正の不安&疑問徹底解消Q&A » 小児矯正は抜歯をしなくても良いのですか?

[最終更新日]: 2024/10/25

小児矯正をする場合、抜歯をするのかどうか気になっている方もいるのではないでしょうか。第一期と第二期治療によって抜歯の有無は分かれるといわれています。この記事では、小児矯正は抜歯をしなくても良いのかどうか解説していますので、子どもの矯正治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

第一期と第二期治療によって抜歯の有無は分かれる

小児矯正で抜歯をするかどうかは、第一期と第二期治療によって異なるとされています。ここでは、第一期と第二期治療の詳細や、抜歯が必要かどうかについて解説していきます。

第一期治療は抜歯をしなくて済む

第一期治療の場合、装置を使用することによってあごの成長を促し、正しい位置に永久歯が並ぶためのスペースを確保することを目的に行います。また、受け口や出っ歯といった不正咬合の場合も、正しい咬合へと導く役目を担っています。

第一期治療では、抜歯をせずに済むことが大きなメリットです。乳歯・永久歯が混在している時期であり、ほとんどのケースで永久歯を抜歯しません。乳歯が長く残っているなど、永久歯列に影響を及ぼす可能性がある場合、乳歯を抜歯することはあります。

しかし、第一期治療は、永久歯の抜歯をせずに歯を並べるための土台をつくることを目的としているため、子どもの負担軽減につながる小児矯正と言えます。

第二期治療からのスタートは抜歯が必要なこともある

第二期治療は、永久歯が生えそろってから開始する治療です。第一期治療から引き続き第二期治療に入るケースと、はじめての小児矯正のスタートが第二期治療にあたるケースでは、抜歯の有無の必要性が異なります。

第一期治療から継続して二期治療を行う場合は、ほとんどのケースで抜歯はしません。一方、第二期治療から開始する場合、永久歯の並び具合を確認して、第一小臼歯や・第二小臼歯の抜歯が必要となることがあります。

小児矯正は抜歯が必要なこともある

小児矯正は永久歯の抜歯が不要と勘違いされている保護者の方もいます。そのため、永久歯を抜歯することを医師から告げられた場合、「小児矯正は抜歯をしなくていいと思っていた。抜歯をしなければいけないの?」と不安になる方もいます。

小児矯正の場合、何歳までが小児矯正の範囲になるといった明確な線引きは存在しません。小学校高学年から中学生くらいになると、永久歯がほぼ生え揃うと言われています。そのため、小児矯正の適応年齢は、上記の年齢層に該当する子どもになるケースがありますが、こちらも定義はありません。

しかし、永久歯列がガタガタの状態から矯正治療を開始する場合は、小学生でも抜歯が必要と言われる可能性はあると考えられています。

抜歯が必要かどうかは歯科クリニックへ早めに相談を

第一期治療から治療を開始することは、抜歯の回避につながりやすく、子どもの負担も少なくて済みます。第一期治療から引き続き第二期治療へ移行したケースにおいても、抜歯をせずに済むこともあります。

子どもにかかる負担を考えると、早い時期に矯正相談を受けることがおすすめです。成長してみないとわからない部分もありますが、自然に治りにくい歯並びや顎の大きさなどは、早めに相談することで負担軽減につながることもあるため、かかりつけの歯科クリニックへ相談してみましょう。

当サイトでは、子どもの矯正治療に関する基礎知識や体験談、おすすめの歯科クリニックなどの情報をご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

参照元HP:にしお歯科矯正歯科
https://www.kodomo-kyousei.biz/blog/2080.html
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