[最終更新日]: 2024/10/25
子どもが矯正治療を受ける場合、装置に対する異物感を覚えたり、恥ずかしさを感じたりするなどのストレスを受けやすくなります。このようなストレスを感じてしまうと、通院に抵抗を示してしまう子どももいるため注意が必要です。
ここでは、子どもが矯正治療に対してどのようなストレスを感じているのか、詳しくご紹介しています。子どもの矯正治療を検討している方や子どもの歯並びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
子どもの矯正治療に対するストレスとは?
子どもの歯並びが気になって矯正治療を考える方も多いでしょう。でも、治療が子どもにとってストレスになることもあります。ここでは、子どもがどんなことにストレスを感じるのかを紹介します。
装置による異物感や面倒
子どもの矯正治療は、第一期治療・第二期治療に分けられます。第一期治療は、乳歯と永久歯が混在している時期にする治療です。あごの骨を広げて永久歯を正しい位置に並べるために行うものであり、取り外し式の拡大装置と呼ばれる装置を使用します。
第二期治療は、永久歯が生え揃ってからの治療です。ワイヤー矯正やインビザラインなど、成人と同じような装置を使用して歯並びを整えます。拡大装置やマウスピースは、食事や歯磨きに影響は見られませんが、一日18時間以上とかなりの時間装着していなければなりません。
そのため、異物感が強いことから、話にくさや気持ち悪さがストレスとなってしまうことが考えられます。
また、食事や歯磨きのたびに矯正装置を外して、洗浄して取り付けることが面倒でストレスになってしまうこともあります。
恥ずかしさ
矯正装置を装着していると、周囲からどのように思われるのか気になることもあります。特にまだ小さな子どもの場合、友達の前で装置を取り外すと「入れ歯」とからかわれてしまうケースもあるようです。また思春期の子どもの場合、装置を付けていることで恥ずかしさを感じてしまい、それがストレスの要因になってしまいます。
通院のストレス
子どもにとって歯科は、苦手だったり好まなかったりすることが多いです。痛い思いをしたことがあると、歯科にかからなければいけないと考えただけでも、強いストレスになってしまうこともあります。歯科クリニックで矯正治療を受ける場合、調整のための通院が必要となりますが、そのために時間を費やすのもストレスになりがちです。
食事や歯磨きの時
ワイヤー矯正の場合、食べ物が装置に引っかかりやすく、食材に制限が出てしまうケースがあります。そのため、好物を我慢しなければならず、ストレスをためてしまうこともあります。また歯磨きをしにくく、面倒に感じてしまう子どももいます。
子どもの矯正治療に対するストレスを理解してあげよう
成人の矯正治療と比較すると、子どもの矯正治療の場合、治療に対するストレスがたまりやすい傾向があります。歯並びを改善してあげたい一心で、子どもがストレスをためてしまっているのに気づかずにいると、子どもの矯正治療に対するモチベーションが下がってしまうだけではなく、歯科クリニックの受診を嫌がるようになってしまうおそれがあります。
子どもが矯正治療に対して、どのようなことがストレス感じてしまっているのか、把握していくことが重要です。
そして、スムーズに矯正治療を受けられるように、寄り添いながらサポートしていくようにしましょう。
当サイトでは、子どもの矯正治療に関する基礎知識や体験談、おすすめの歯科クリニックなどの情報をご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
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