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矯正歯科専門医に聞く!子供矯正の不安&疑問徹底解消 Q&A
疑 問7

床矯正とはどういう治療法?

答えてもらった矯正歯科医
大阪矯正歯科グループ/神戸矯正歯科グループ 松本 正洋総院長
松本 正洋総院長

医療法人真摯会 大阪矯正歯科グループ/神戸矯正歯科グループ
(無料専用ダイヤル:0120-505-589)

松本先生は、日本矯正歯科学会認定医が10名以上在籍する「大阪矯正歯科グループ/神戸矯正歯科グループ」の総院長です。お子さんにとって一生ものの咬み合わせを作る子供矯正に対して、日々正しい知識の啓蒙・発信を行っています。公式サイトのわかりやすい解説は必見です。当サイトの子供矯正Q&Aページでもわかりやすく解説してくださっていますので、ぜひ読んでみてくださいね!

床矯正とは

床矯正は物理的に顎を大きくする治療です。低年齢からプレートやインビザラインファースト、拡大装置などを使って治療します。低年齢から始めることにより、歯並びが悪くなる原因を、根本から正すことができるのです。
歯並びが悪くなる原因は、顎が小さいことがほとんどです。永久歯が収まりきれずに混み合って、入り組んで生えてしまうといった場合です。その場合大人になってからの矯正ですと、スペースを確保するために、歯を抜くといったケースもすくなくありません。
床矯正は、骨の成長を使って顎に働きかけることにより、歯のスペースを広げ、歯並びをよくすることができる矯正方法なのです。

床矯正のメリット

顎を広げることにより、歯並びを整えやすくなるだけでなく、口呼吸のお子さんも鼻呼吸になりやすいです
鼻呼吸になることから、必然的にからだ本来の状態を取り戻すことができると言われています。その結果、体に良い影響があると言われている治療法です。

床矯正のデメリット

メリットが沢山の床矯正ですが、使い方を間違ったり、使用するケースをあやまったりすると、歯並びが改善しないばかりでなく、体への悪影響もあると報告されています。つまり、顎を広げる必要のある人に施せば、効果はあるのですが、そうでない人に施した場合は、口元だけが前に出て不自然になったり、噛み合わせが悪くなり、体に影響が出ると言うことです。ただ単に顎だけを拡大すれば、歯がきれいに並ぶと言うわけでもないのです。拡大装置だけで治せるケースというのは、実はかなり限られたケースだけなのです。

上顎と下顎の場合

拡大装置で拡大できるのは上顎のみで、下顎は拡大することができできません。上顎だけが拡大すると、噛み合わせが悪くなり、その結果体にも悪影響が出てくるケースがあります。そういった関係で、誰でもが使えるという夢の装置と言うわけでもありません。その辺は見極めが大切で、子どもの矯正に詳しくない歯科医院での、拡大装置を使ったトラブルも多発しているといわれています。
床矯正を行うにあたっては、矯正に特化した歯科医院など、設備のある医療機関での治療が好ましいですね。

床矯正をうけるにあたっての、歯科医院の選び方

床矯正のトラブルが多発していることにより、日本矯正歯科学会からは、ある指針が出されています。床矯正をうけるにあたっては、以下にあげる6つの事項を、クリアしている医院を選ぶことが大切です。

日本矯正歯科学会から、出されている6つの指針

  1. 頭部X線規格写真(セファログラム)検査をしているか?
  2. 精密検査を行い、それを分析・診断したうえで治療している
  3. 治療計画、治療費用について患者さんに説明をしている
  4. 治療中の転医と、その際の治療費精算まで説明している
  5. 常勤の矯正歯科医がいる
  6. 専門知識のある歯科衛生士やスタッフがいる
Summary

子供の床矯正に関するまとめ

大阪矯正歯科グループ/神戸矯正歯科グループ 松本 正洋総院長
松本 正洋総院長
医療法人真摯会
大阪矯正歯科グループ
神戸矯正歯科グループ
床矯正にはメリットもデメリットもあり。セカンドオピニオンも積極的に利用

床矯正は低年齢からはじめる、骨格を治す治療法ですが、メリットがある反面、状態によっては改善しなかったり、逆に体に負担がかかることが報告されています。

正しい判断をしてもらうためには、子どもの矯正に精通した歯科医院をおすすめします。
矯正歯科治療は、期間も費用もかなり費やす治療です。子供にとって負担もかかります。セカンドオピニオンも含め「おかしいな?この治療で本当によいのかな?」と迷ったら、納得のいくまで相談をして、後悔のない治療をしていただきたいと思います。

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