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矯正歯科専門医に聞く!子供矯正の不安&疑問徹底解消 Q&A
疑 問4

子供の⼋重⻭の矯正はできますか?

イメージ

八重歯のある笑顔は、愛らしいイメージもありますが、そもそも顎の骨が小さかったりして歯が並びきらなくなった状態です。他の歯並びに影響もありそうですし、食べ物が挟まったり虫歯にもなりやすそう。子供の八重歯、目立たないように矯正することはできるのでしょうか?

答えてもらった矯正歯科医
大阪矯正歯科グループ/神戸矯正歯科グループ 松本 正洋総院長
松本 正洋総院長

医療法人真摯会 大阪矯正歯科グループ/神戸矯正歯科グループ
(無料専用ダイヤル:0120-505-589)

松本先生は、日本矯正歯科学会認定医が10名以上在籍する「大阪矯正歯科グループ/神戸矯正歯科グループ」の総院長です。お子さんにとって一生ものの咬み合わせを作る子供矯正に対して、日々正しい知識の啓蒙・発信を行っています。公式サイトのわかりやすい解説は必見です。当サイトの子供矯正Q&Aページでもわかりやすく解説してくださっていますので、ぜひ読んでみてくださいね!

そもそも、八重歯とは

八重歯は別名、叢生(そうせい)といい、八重歯もしくは乱ぐい歯といって、ねじれて生えている歯のことを指します。大抵はお子さんの歯を磨いている時に、気づかれる方が多い様です。八重歯になってしまう理由としては色々ありますが、主に顎のサイズに対して、歯が大きくてスペースがないことによって、起こると言われています。その他、乳歯を早期に失っていたり、歯の本数の異常であったり、口呼吸などがあげられます。

八重歯って放っておいてもいいの?

八重歯の主なリスクとしては、歯磨きがし難く虫歯になりやすい事があげられます。その他噛み合わせが悪く、噛むべきでない所で噛んでしまい、歯が削れたり変形したりすることなどもあります。このことからみても、放っておかない方が良いといえるでしょう。

八重歯矯正(叢生)の治療方法〜マウスピースタイプ

八重歯の治療法としては、主に夜寝るときに使用する、マウスピースタイプの治療器を使うことが多いです。
そして歯の隙間を少しずつ、1ヵ月につき数ミリ程度の幅を、だんだんと広げていきます。すると1年半位で、歯一本分と同じ位のスペースを作ることができます。
その他に八重歯がある場合は、新しい装置を作って拡大をしていきます。このメリットとしては取り外し式なので、歯磨きがしやすく虫歯になりにくいというメリットがあります。

八重歯矯正(叢生)の治療方法〜固定式の装置

寝る時にマウスピースタイプだと、なかなかはめることができません。そういった場合は、次の方法として固定式の装置で広げていくという方法があります。ただこちらの方法ですと、歯磨きがしづらく虫歯になりやすいというデメリットがあります。特に7歳くらいの永久歯に生え変わったばかりの歯は、幼若永久歯(ようじゃくえいきゅうし)といって、大人の歯にくらべると、出来上がっていないため虫歯になりやすいのです。つまりきちんと歯磨きができないと、虫歯になるリスクが大きくなるという難点が挙げられます。

八重歯は抜歯が必要か

八重歯は抜歯するかどうかを決めるのは、永久歯に生え変わって歯が確定した後の判断になります。つまり乳歯の段階では、永久歯の歯の大きさがわからないので、判断することは難しいといえます。
また、永久歯になってからでも色々な方法があり、抜くか抜かないかの見極めは非常に難しいものです。

八重歯を治療するときの適齢期

八重歯を治療するにあたっての適齢期は、乳歯から永久歯に生え変わる時期、年齢で言えば6歳くらいです。
ちょうど生え変わりのタイミングで、スペースを確保しやすいという事と、この頃になると自分の意思がはっきりしてくるので、マウスピースタイプの矯正器具を使いやすい、というメリットがあります。
また、大人になってからだと治療が困難になり、色々な装置を使ったり、抜歯などの選択肢もでてきます。

目立たずに八重歯矯正(叢生)をするには

目立たずに八重歯を矯正するためには、まず夜寝るときだけのマウスピースタイプの装置を使います。
それでも、やはり治りが遅かった場合などは、固定式のタイプ使うと良いでしょう。最近の固定式のタイプの物は、白いワイヤーで目立たないものや、インビザラインと言って透明で目立たないものなども、ありますので矯正歯科医院に相談していただくと良いでしょう。

Summary

八重歯の矯正についてまとめ

大阪矯正歯科グループ/神戸矯正歯科グループ 松本 正洋総院長
松本 正洋総院長
医療法人真摯会
大阪矯正歯科グループ
神戸矯正歯科グループ
八重歯の矯正は見極めが大切。子供のうちに矯正歯科医へ

八重歯の矯正は、歯のスペースを確保する関係で、乳歯から永久歯に生え変わる前の段階が適しています。
スペースを作っても、どうしても八重歯になってしまう時には、抜歯という手段もありますが、その他にも色々な方法がありますので、あきらめずに歯科矯正専門の医師にご相談いただくと良いでしょう。
乳歯の奥歯に多くの虫歯があった場合に、虫歯で減った歯の分、乳歯の位置が前に来てしまうことで、犬歯が生えるスペースがなくなることで八重歯になるケースもあります。乳歯を早期に抜歯した場合も同様です。 柔らかいものばかり食べない習慣をつけると同時に、乳歯のころから口腔ケアを心掛けることが重要になります。

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