子供矯正パーフェクトNAVI » 歯科医に聞く!子供矯正の不安&疑問徹底解消Q&A » 矯正しながら学校の授業は受けられますか?

[最終更新日]: 2024/10/25

矯正装置をつけたまま体育や音楽の授業を受けられるか気になる方も多いでしょう。ここでは、矯正治療中に学校の授業を受ける際の注意点を解説しています。子どもの矯正治療を考えている方や、授業中に装置を外すべきか知りたい方は参考にしてください。

体育の授業を受けても大丈夫ですか?

矯正装置をつけたまま体育の授業を受けていいのか気になる方もいるでしょう。

体育の授業では、矯正装置を外すのが望ましいです。激しい運動で口元をぶつけるリスクがあり、装置が壊れたり、口腔内をケガする可能性が高まります。

また、水泳の授業でも外す方が良いです。さらに、音楽の授業も場合によっては装置を外しておくとよいでしょう。

必要に応じて外したほうが良いケースもある

床矯正による歯列矯正をする場合、1日14時間以上は装着する必要があります。装着する時間が短くなってしまうと、十分な効果が期待できなくなるため、家や学校でも装着しておくことが重要です。食事のときは装置の取り外しが必要とされています。異物感があるため、摂取しにくくなるからです。

外した装置の取り扱いには注意が必要

ブラケット矯正が固定式なことに対して、床矯正は脱着できるというメリットがあります。しかし、脱着を繰り返し行うことによって、紛失してしまうリスクが生じるため、注意が必要です。

装置を外した後、置き忘れることが多く、紛失すると再作成が必要になります。

また、床矯正器具は耐久性が低く、軽い衝撃で破損するリスクがあります。特に学校など大勢の生徒が活動する環境では、誰かに踏まれる危険もあります。

装置の紛失や破損を防ぐためには、子ども自身が注意することはもちろん、親や学校の先生の協力も大切です。

選択肢は多数ある

矯正治療を受ける場合、大人になってから受けた方がいいのではないか、他に選択肢はないのかと悩む方もいると考えられます。矯正治療には、さまざまな選択肢があるとされています。ここでは、どのような選択肢があるのか、解説します。

床矯正はしないという選択

体育や音楽の授業を受けるたびに、矯正装置を取り外す生活は不便を伴うものです。そのような事情もあり、はじめから床矯正をしない選択をする方もいます。

大人になってからも矯正治療は行えますが、あごの骨は子どものときよりも硬くなってしまう可能性があります。だからこそ、あごの骨が柔らかい時期に始めるメリットが大きいのが特徴です。

歯並びというものは、歯だけではなく、あごの骨の成長によっても変化していきます。遺伝の影響によって、出っ歯になってしまうなど先天的要素も関係しますが、矯正治療や日々の対策によって、歯並びの悪化を防ぎやすくなります。

また、子どもの時期は、矯正効果が出やすく、短期間かつ低コストで歯列矯正が可能です。床矯正を採用すると、取り外しもできるため、食事や歯磨きの際に困ることもありません。矯正効果が出やすい時期なので、デメリットよりもメリットが大きいと考えられます。

ビムラー矯正という選択肢もある

床矯正は、非常に優れた矯正治療法の1つですが、デメリットもあります。そのような中で注目されているのが、ビムラー矯正という治療法です。装着装着による痛みがほとんどなく、夜寝る時のみ装着するタイプです。取り外しも可能なため、歯列矯正に伴う精神的負担は軽減しやすいとされています。

ビムラーの場合、日中に装着する必要もないため、友達や他者に見られる心配がありません。学校でも装着しなくてもよいことから、体育の授業も問題なく受けられます。取り外しをする機会も減るため、紛失・破損のリスクも軽減します。

ビムラー矯正のメリット

就寝中だけ装着すれば良いため、痛みがほとんどありません。また、後戻りしにくいため、しっかりと矯正治療をができ、違和感のない自然な歯並びを目指せます。日中に装着したくないと考えている方は、検討してみるとよいでしょう。

ビムラー矯正を開始する年齢は、6~7歳頃が望ましいとされています。それは、永久歯を抜歯せずに矯正できる可能性が高いからです。

とりわけ、子どもは矯正器具を嫌がるケースが多いため、そのような場合には、就寝中のみ装着するビムラー矯正を検討するとよいでしょう。

矯正治療の時期や治療法に関する相談は歯科クリニックへ相談

床矯正による歯列矯正をする場合、1日14時間以上は装着する必要があります。装着する時間が短くなってしまうと、十分な効果が期待できなくなるため、家や学校でも装着しておくことが重要です。

ブラケット矯正は固定式ですが、床矯正は脱着できるというメリットがあります。しかし、取り外しを繰り返すことで紛失リスクが高まるため、注意が必要です。

床矯正は、非常に優れた矯正治療法の1つですが、デメリットもあるため、ビムラー矯正という治療法を選択するのも1つの手段です。装着による痛みがほとんどなく、夜寝る時のみつけておくという手軽さが魅力です。

床矯正装置を装着する時間や注意点などについては、歯科クリニックへ確認しておく必要があります。矯正治療の時期や治療法で不明な点がある方は、歯科クリニックへ相談し、子どもにあった方法を選ぶようにしましょう。

当サイトでは、子どもの矯正治療に関する体験談やQ&Aなど、さまざまな情報を掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

参照元HP:ママとこどものはいしゃさん
https://mamatokodomo-no-haishasan.com/column/detail/3791
住んでいる地域から探す、全国エリア別!子供矯正歯科ナビ