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[最終更新日]: 2020/07/07

歯が足りない子供が増えている

近年、歯が足りない子供が増加している傾向があります。

日本小児歯科学会が2007~2008年にかけて行った全国調査「永久歯先天欠如の発生頻度に関する調査研究」をみると、歯科を受診した7歳以上の子ども1万5,544人(男子7,502名、女子8,042名)のうち、
乳歯の先天性欠如があったのは75人(0.5%)
永久歯の先天性欠如があったのは1,568人(10.1%)
となっています。

永久歯が欠如している場合には歯並びや噛み合わせに影響が出る可能性も高くなります。

先天性欠損の原因

先天性欠損の原因は詳しくわかっていません。ヒトの進化過程で退化の傾向の表れという説もありますし、遺伝的なもの、妊娠中の栄養不足など複数の要因が複雑に絡み合っているのかもしれません。原因がはっきりとはわかりませんので、予防方法など気をつけることはできないとも言えます。

先天性欠損のリスク

先天性欠損のリスクはすぐにはわかりません。大人になるにつれて、徐々にわかってくることになるでしょう。歯が欠損している部分には隙間が空いていますので、隣の歯が倒れ込んできます。そうなれば歯並びが悪くなり、噛み合わせも乱れてしまいます。食生活にも影響が出てきますし、お口の中の環境が悪くなってしまいます。ひどいときには他の歯に負担がかかり、抜け落ちてしまうこともあるかもしれません。

先天性欠損への対処法

先天性欠損に気がついたら、早めに歯科クリニックに行って治療を開始してください。お口の中の状況を確認して治療方法を選択しますが、多くの場合矯正治療の適応となるでしょう。永久歯が生え揃うのを待ってワイヤー矯正などをおこない、隙間を埋めていきます。また、噛み合わせが乱れないような処置もおこなわれます。もし、先天性欠損が6本以上ある場合には矯正治療が健康保険適用となります。

もう一つの対処方法としては、ブリッジや部分入れ歯で歯を補う方法です。もし、乳歯があって、永久歯がない場合にはなるべく乳歯を長持ちさせる方法もあります。インプラント治療は顎の成長が止まらないと実施できませんから、概ね20歳以降におこなわれます。

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