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[最終更新日]: 2025/02/13

子供の歯ぎしりを見ると、「このまま様子を見ても大丈夫なのか」「原因や対処法を知りたい」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

こちらの記事では、子供の歯ぎしりは放置しても問題ないのかを解説し、原因や対処法についてご紹介します。歯科クリニックへ受診したほうがよいケースについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

子供の歯ぎしりは放置しても大丈夫

基本的に、子供の歯ぎしりは過度の心配は不要のケースがほとんどです。大人の歯ぎしりは、ストレスや歯へのダメージによって歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。しかし、子供の場合は成長過程でよく見られる現象です。

乳歯が生え始める8か月位になると、永久歯が正しい位置に並ぶスペースを作るため、かみ合わせを整え、歯ぎしりをするようになります。10歳までの約4割は、歯ぎしりをしていると言われているため、心配しすぎず、子供の状態を見守ることが重要です。しかし、顎関節に異常が見られるなどの症例では注意しなくてはなりません。

子供が歯ぎしりする原因

子供の歯ぎしりは成長の一環として自然に起こることが多く、必ずしも異常とは限りません。ここでは、子供が歯ぎしりをしてしまう原因について、詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

顎の位置を調整している

生後6〜8か月頃になると、あごの位置を決めるため歯ぎしりをすると言われています。そのため、歯ぎしりは顎の成長に必要な動作の一つと考えられることもあります。

咬み合わせを決めるため

赤ちゃんは、まだ咬み合わせが安定していません。咬み合わせを決めるために、乳歯の生え始めの頃、歯ぎしりをし始めます。成長とともに改善するケースが多いので、経過を見ても良いパターンがほとんどです。離乳食が始まったら、よく噛んで食べる習慣をつけることも、顎の成長を促す有効な方法の一つです。

永久歯が生えるスペースを作るため

4〜6歳頃は、乳歯から永久歯へ生え変わる時期です。この時期の歯ぎしりは、永久歯が生えるためのスペースを確保するために起こるとも考えられており、成長の一環と捉えることもできます。

歯並びが悪いとリスクが高くなる

子どもが歯ぎしりをし始める時期には個人差が見られますが、乳歯が生え始める生後6〜8か月くらいから始まるのが一般的です。子供の歯並びが悪く、不正咬合と診断されている場合、歯ぎしりによって上下の歯が強くぶつかり、歯が削れたり、顎関節症のリスクが高まったりする可能性があります。

歯科医の診察が必要な歯ぎしりは?

子供の歯ぎしりは、過度に心配する必要はありませんが、口を開けるときに音がしたり、ひどい歯ぎしりが続いたりする場合は、歯科クリニックを受診するのが望ましいです。ここでは、歯科クリニックの診察が必要な歯ぎしりについてご紹介します。

口を開けるとガクガクと音がする場合

子供が口を開けた際に痛みを感じたり、ガクガクと音がしたりする場合は、顎関節に異常がある可能性があります。このような症状がある場合、様子を見るのではなく、早めに歯科クリニックを受診しましょう。

歯ぎしりが習慣化すると、あごまわりの筋肉が緊張することにより顎関節に過度の負担がかかり、顎関節症を引き起こすリスクがあります。

顎関節症が軽度の場合は比較的治療しやすいとされていますが、重度になると改善が難しく、咀嚼が困難になるリスクもあるため注意が必要です。

歯に異常がある場合

ひどい歯ぎしりが続くと歯に大きな負担がかかり、歯が欠けたりすり減ったりすることがあります。放置すると、全身の歪みや成長の遅れにつながるリスクがあるため注意しなければなりません。

まれに、強い圧力によって歯の神経に影響が出ることがあります。その場合、歯ぐきの腫れや出血、強い痛みを伴うことがあるため、早めに歯科クリニックを受診しましょう。

自宅で歯ぎしりを抑える方法は?

自宅で歯ぎしりを抑える方法が知りたいと思っている方もいるのではないでしょうか。日頃から猫背にならないように注意したり、食事でやわらかいものばかりではなく噛み応えのある食品を取り入れたりすることで、歯ぎしりは抑えることができます。

ここでは、自宅で歯ぎしりを抑えるための方法について、詳しくご紹介していきます。

姿勢矯正

猫背の姿勢が続くと、首の前側の筋肉に負荷がかかり、歯ぎしりしやすくなるため注意が必要です。また、頬杖をつくことは左右のあごがゆがんでしまう原因になります。普段から猫背に注意して、正しい姿勢を心がけるようにしましょう。

また、ソファーに深々ともたれる体勢を長時間とるのは好ましくありません。背もたれのある椅子へ浅めに腰かけることを心がけるようにしましょう。

咀嚼(そしゃく)回数を増やす

食事の際に、やわらかい食べ物ばかりを選び、咀嚼する回数が減ってしまうと、さまざまな影響が出る可能性があります。咀嚼回数が減ると、歯ぎしりにつながりやすいだけではなく、歯並びに悪影響が出るケースもあります。

やわらかい食べ物ばかりではなく、ニンジンやレンコンやゴボウなど、噛みごたえのある野菜を積極的に取り入れるようにしてみましょう。子供の隣で噛む回数を一緒に数えたり、咀嚼することを自覚させるだけでも違います。また、早食いにならないように、落ち着いた雰囲気の食卓も大切にしましょう。

仰向けに寝る

寝るときの姿勢が悪いと、眠りの質の低下を招きます。眠りの浅さから、歯ぎしりにつながる可能性もあります。

横向きやうつ伏せは、あごに負担がかかり、歯ぎしりにつながりやすくなるので、歯ぎしりを予防するためには、身体の負担が均等になりやすい仰向けの状態で寝るようにしましょう。また、高い枕を使うと身体に負荷がかかりやすく、浅い眠りになってしまうので、寝具選びも大切です。

使用している寝具の見直しや、就寝前に絵本読み聞かせ・ストレッチなどのリラックスできるルーティンを取り入れることで、睡眠の質が向上し、歯ぎしりの軽減につながります。

リラックスできる環境を提供

大人と同様に、子供の歯ぎしりもストレスが原因となっている場合があります。大人の場合、ストレスを感じたとしても気持ちの切り替えができます。しかし、子供はなかなか気持ちを切り替えられず、ストレスを溜めこんでしまうケースも多いものです。

例えば、入園式や入学式など環境の変化はもちろん、友達とのケンカ、親や先生から叱られた際に、ストレスを感じていることがあります。そのような場合には、子供とスキンシップをしながら、じっくり話を聞くようにするなど、安心できるような環境作りも大切です。

小児歯科での治療方法は?

歯やあごの負担にならないように、マウスピースで歯科矯正を行い、歯ぎしりの改善を目指すケースもあります。マウスピース矯正は、それぞれの子供に合わせて作られたものを装着するため、フィットしやすく、比較的早めに慣れるケースがほとんどです。

歯ぎしりなど気になる症状が見られる場合は、そのまま放置せずに、歯科クリニックへ相談するようにしましょう。

気になる歯ぎしりの症状は早めに歯科クリニックへ相談を

基本的に、子供の歯ぎしりは過度の心配は不要であり、様子を見てもほとんどは問題ありません。普段から、猫背に注意するほか、噛み応えのある食品を取り入れて、しっかりと咀嚼するように意識してみてください。

注意が必要なケースとしては、口を開けるときにガクガクという音がしたり、ひどい歯ぎしりが長く続いたりする場合です。このような症状が見られる方や、気になることがある場合には、早めに歯科クリニックを受診するようにしましょう。

当サイトでは、子供におすすめの歯科矯正を行っているクリニックの情報をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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